挨拶ってとても大事なことなんです
こんばんはperidotです。
今日から徒然なるままに(笑)書いていきたいと思います。
で、タイトルにも書いたんですが今日のテーマは【挨拶】です。
これは本来年齢とか職業・立場は一切関係ないと思いますが、あくまで私が働いていて感じた話なので、医療・福祉の業界においての事だと思って下さい。
私は人と人との関わりの第一歩は挨拶だと思ってます。
じゃあ挨拶って何だろう?
挨拶と言う漢字は元々どちらも心を開くとか近づくと言う意味の漢字だそうです。
言葉の起こりは禅宗の修行僧がお互いの修行の成果を質問し合い知識を深めていった事が民間に広まって、顔を合わせた際の簡単なやり取りを指す言葉になっていったのだそうです。
私は人が人の社会の中で生きていくには、どれだけ頑張っても人との接触を完全に断つことは出来ないと思います。でも、最小限に抑える事は出来ると思うので、人と関わりたくない人はそうすれば良いと思ってます。
だがしかし、です。
私の仕事である作業療法士も、職場である老健もですね、人との関わりなくして成り立つわけがない世界なんですよ。要は接客業・サービス業の世界なんです。
その世界にいる、あるいはその世界に入ることを望んで勉強に来ている人が、利用者様やそのご家族や職員に対して挨拶が出来ないってどうなんだろうってよく思うんです。
想像してみて下さい。
飲食店・コンビニ・書店・美容室・アパレルショップ等々、自分がよく行くお店に入ったとき、しーーんとして誰も見向きもしなかったらどうですか?
用事を済ませたときやお店を出たとき、何も言われなかったらどうでしょう?
違和感がありませんか? 気持ち良く用事が済みますか?
その場所にまた行こうと言う気持ちになれますか?
少なくとも私はイヤです。
拒絶されている気がして、別のお店を探してしまいます。
「いらっしゃいませ」、「こんにちは」、「ありがとうございました」等の声があるだけでも受け入れてもらえた気持ちになってホッとしませんか?
そこに笑顔や明るいとか元気な声と言う要素が加わるとどうでしょう、途端にその空間が明るくなりませんか?
挨拶ってすごく大きな力だと思うんです。
たとえ勉強が出来なくても知識がなくても、誰に対してもしっかり挨拶をする学生さんや新人さんは「知ろうとしてくれている、近付こうとしてくれている」と思えますし、そういう人ほど技術とか知識とか色んな事が伸びて行きます。伸び方や速さは人それぞれですけどね。
でも、挨拶をしても返事がなかったら…イヤな顔されたら…。
そう思うことも多いと思います。
分かります。私もいまだに反応が無いときは地味にショックを受けてます。
つまり、返事が無い事もイヤな顔されることもやっぱりあります。
決して気持ちのいい物ではないのであまり味わいたくはないです。
でもね、だからと言って挨拶をしない理由にはならないんですよ。
繰り返しですが、私が働く医療・福祉の世界も接客業・サービス業の世界です。特にリハビリは医療職の中でも対象者と関わる時間が長いです。20分とか1時間とか1対1で関わることになるので、信頼関係が築けるかどうかで関係性がガラッと変わってしまいます。
また、老健は対象者が高齢な方が多いので、ご家族や介護士さん看護師さんにも協力してもらえないと困ることも多いです。となると、ご家族や職員との関係性と言うのも大事になってきます。
友達になる必要はありません。
接客態度の良い店員さんと同じで、ちょっとでも良い印象を持ってもらう事が大事です。そのために必要な大切なこと、それが【挨拶】なんです。
挨拶をすることであなたに声をかけてますよ、意識を向けてますよ、何らかの関係性を作ろうと意思表示してますよと言う主張をしているんです。
なので、返事や反応が無いからって主張することを止めてしまうと何の関係性も築けなくなってしまうんです。
だからこそ、まず挨拶です。
たとえ会話が続けられなくても自分から声を出すことが出来るようになっていくだけで相手に与える印象が変わってきますし、繰り返していけば人間って慣れていくので、自然に挨拶が出るようになってきます。
自然に挨拶が出るようになってきたら、意外とすんなり次の言葉が出るようになってきます。今日は天気良いですね、お元気そうですね、お久しぶりですね等々のいわゆる社交辞令です。そこから会話って繋がっていくことが多いので、自然とコミュニケーションがとれるようになっていくと思います。
えー…徒然なるままに書いていたら大分長くなってしまいましたが、今回はなぜ挨拶が大事なのか、私なりの解釈を元に語ってみました。
次回は挨拶から派生して、私の経験談も含めた【コミュニケーション】についてツラツラ書いていこうと思います。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。