老健OTの徒然日記

介護老人保健施設で働く作業療法士(OT)が感じたこと考えたことをツラツラと書いてます

他職種との連携

こんばんは、peridotです。

今回は私の職場が常に抱えている問題が再発したので、そこについて考えてみたいなと思います。

 

前にも書いたんですが、ウチの老健には1~3階の各フロアがあり、フロアごとに介護士・看護師が働いています。

リハビリ職員は1階にスタッフルームがあり、フロア内で起きる出来事は職員や利用者様から聞く事が多いです。

なので、直接的に生活している場面を見る機会はリハ職には無いんですよね。食事やトイレ動作・入浴等々を見たいと思ったら時間を合わせて見に行かなければ見れない状態です。

 

で、何が起きたかと言うと。

リハビリの時間以外でも塗り絵や計算と言った机上課題であればフロアでも行う事が出来るんじゃないかとフロアに相談した所、そんな時間は取れないと一蹴されてしまったんですよね。

 

正直に言えば、出来ないなんて事は絶対に無いわけで、いくつかこういう風にやってみてはどうですかと提案したんですが、返ってくる返事は良い物ではなかったんです。

 

今回の発案者は私では無いんですが、似たような事は前からあったんですよね。

リハビリではこういう事をやってます、上(フロア)でも出来ませんか?→ 無理です の応酬(笑)

 

こういう時に思うのが他職種との連携ですよね。

この問題はどこにでもあることだと思うんですが、解決策はあまり聞いたことないです。

 

皆それぞれの立場で仕事をしているわけで、出来ることなら楽したいですよね。

リハビリからの要望は言うなれば追加の仕事になってしまうわけで、断りたくなりますよね。

その気持ちはもちろん分かりますし、私だって楽したいです。

だからこそ少しでも負担にならないようにと可能な範囲で提案しているつもりなんですけど、なかなか上手くいかないです。

 

フロアから見るとリハビリの我が儘として映ることもあるようで、結果としてフロアスタッフとリハビリの関係性が悪くなると言う…。

職員同士の関係性が悪くなる分には仕事に支障がなければまだ良しと考えてますが、利用者様が関係してる事なんだけどなぁって思ってしまうんですよねぇ。

 

お客様は神様だなんて事は言いませんし、高齢者である以上飛躍的に機能向上するとも考えていませんが、『今現在を少しでも維持できたら』とは思うんです。

 

そのためにはその利用者様に関わる全ての人が協力すべきではないのかなと考えるんです。

なので、もちろん私たちリハ職もフロアからの要望には可能な限り応えていくべきだと思いますし、手助け出来る部分は手伝っていいと思うんです。

 

私のこの考え方が絶対に正しいとは思ってませんし、上手くいくとも思えないですが、協力・連携を取ることは必要だと考えてます。

問題はどうやって連携を取っていくか、なんです。

先に書いたように、お互いに負担になるとやりたくないんですよ。

負担にならない程度で、継続できる内容にすると話が通りやすい。

でもその匙加減が難しい。

 

どんな言い方でも下手に主張すると独り善がりになってしまって、距離を作ってしまうんですよね。

ホント難しい……。

 

と言うわけで、今回のこの話題に答えも結論も出せてないです(笑)

でも考えないといけない部分だと思うので、ちょこちょこ再発するフロアとの衝突時に考えれる所まで考えて、出来ることからコツコツと(笑)やってみたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次回、何か思い付いたら書いていきたいと思います。